家づくりの豆知識

木造軸組工法のおはなし

掲載日 2010 年 4 月 12 日

日本の伝統的木造工法をベースに発達しており、在来工法とも呼ばれています。

軸組とは柱、梁で構成される架構の方式をいいます。柱は上部の構造体を支え、梁は水平材として屋根、床などの重量を支えます。地震、風などの横からの力(=水平力といいます)は壁面に入れる貫や筋かいや合板が分担します。軸組工法には木造軸組の他に鉄骨軸組や鉄筋コンクリート軸組などがあります。

柱には圧縮力(=上から柱が圧縮される力)がかかり、柱の断面積が大きいほど耐力(=圧縮に耐える能力)が大きいです。柱のスパン(=柱間の長さ)を大きくすると梁の断面が大きくなります。強度上のバランスから柱間隔は最大でも3.6m~4.5m位が限界で、それ以上スパンを大きくすると梁断面が大きくなりすぎて不経済となり、集成梁、LVLの梁、鉄骨梁等の曲げ強度に優れた梁が必要になります。

軸組工法は、古くは釘・金物を使用しない接合方法でしたが、現代では接合部の強度補強に金物類が多く用いられるようになりました。構造材の断面寸法は種類が多く、必要な強度に従って最適な断面を選択できることが特徴です。さらに、工法の合理化などでさまざまな新しい技術が採用され、基本構造は柱と梁であることに変わりはありませんが、接合方法・接合金物の多様化、耐力パネルや大断面集成材の活用、施工法の改良等、さまざまな広がりが見られます。また、木造軸組工法ではプランに合わせた断面や耐力壁の種類や必要量を配置でき、住宅全体としては計画自由度が高いことが特徴です。

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特徴

(1)構造材料(製材、集成材などの木質材)

比強度が高い:重量の割には強度が高く、住宅自体の重量がかさまないので基礎や躯体自体の負担が少なくてすむ。

加工性が良い:断面や材長のバリエーションが多く、現場での加工も容易なのであらゆる場面で対応性が良い。

断熱性が高い:鉄やコンクリートに比べ断熱性が高く、構造部が断熱構造上の弱点になりにくい。

人に優しい:木は天然素材で、吸放湿性、色感・質感、環境保全性など、さまざまな面で人に優しい材料といえる。

(2)軸組工法

軽快な施工性:構造材の比強度が高いので部材が軽く、現場に大きな機械などが必要ない。

自由度が高い:構造部材サイズの多様性、構造ルールの柔軟性などから、設計計画の自由度が高く、以下のような利点がある。

・敷地形状への対応性が高い

・道路条件に左右されない

・地域の条件(積雪、台風)に合わせた構造計画が容易

・間取りに合わせて構造が計画できる

・斜線制限や高さ制限への対応性が高い

・大きな開口部がつくりやすい

・断熱層がとりやすい

多雨に適した工程:躯体の建て方から屋根工事までの期間が短く、工事途中の降雨による悪影響が少ない

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